FC2ブログ
HOME   »    »  モナミが世界を終わらせる?

モナミが世界を終わらせる?

4点。真野萌奈美,通称モナミという女子高生が主人公。細身で華奢だが大飯喰らい。いわゆる「ドジっ娘」であるモナミが地球を救うカギになるという設定のファンタジー要素が強いミステリ。モナミを守るために「山」から降りてきた「忍者」?の丸井丸男など,モナミとモナミの周囲の登場人物はそれなりのキャラクターがそろっている。とはいえ,内容は子供向け要素が強く内容はうすっぺらい。内容が薄いので読みやすく,あとに残るような部分は少ない。通勤電車や寝る前などに,何も考えずにぼーっとよむのに向いている作品だといえる。
〇 評価
 サプライズ ★★☆☆☆
 熱中度   ★★★☆☆
 インパクト ★★☆☆☆
 キャラクター★★★☆☆
 読後感   ★★★☆☆
 希少価値  ★☆☆☆☆
 総合評価  ★★☆☆☆
 モナミという少女の周りで起こる出来事が,世界の出来事とシンクロする。よって,未来に対する不確定要素であるモナミを守らないと世界が終わる…という設定のファンタジー・ミステリ。本当に子供じみたストーリーで,モナミの周囲と世界がシンクロしている原因は,モナミの住む町に太陽系を彷彿させる建物が,太陽系と同じ比率で存在していたというもの。太陽系を彷彿させる建物は物語の最初からポツポツと登場しており,一応,伏線はある。ではサプライズがあるかというと…そうでもない。いくら伏線があっても,これではそこまで驚けない。「ナル造」というあだ名のモナミの友達である権田原大造がモナミの命を狙う刺客だったというところは少し驚けるが,その程度
 設定はかなり奇妙ではあるが,インパクトもそれほどでもない。それほど記憶に残らないのだ。キャラクターもそれなりには魅力的だが,飽くまでそれなり。モナミと丸男という主役とヒロイン,神田川永遠という悪役はそれなりの存在感があるが,どれもステレオタイプでどこかで見たような設定でしかない。
 ただ,テンポよく話が進むので最後まで一気に読める。熱中して読めるというわけではないが,短時間で読めてしまう。これははやみねかおるの文章が読みやすいからだろう。
 総合的に見ると★2だろう。愚にもつかない話ではあるが,読むのが苦痛というほどでもない。


〇 メモ
 「真野萌奈美」=モナミという女子高生が地球を救うカギであるという設定のファンタジー要素が高いミステリ
 モナミを中心に学校で起きることと世界の大事件が同調(シンクロ)している。そのため,モナミは命を狙われている。里で暮らす一族のサキミ(=未来を見ることができるもの)である妹から,「山の平和を守るため命に代えてモナミを守れ」という命を受け,丸井丸男という謎の男がモナミを守ることになった。
 モナミが通う高校の生徒会長で野球部のキャプテンである安藤良介は,学校で改革をするために「ニトロ」を利用して学校を爆破しようとする。これが実現すると,シンクロして世界でも大事件が起こってしまう。科学部に所属する天才少女,神田川永遠は,「ニトロを作った」という。ニトロを仕掛けた安藤は,第三次世界大戦を願う謎の組織に拉致される。第三次世界大戦の勃発を防ぐために,モナミと丸男は安藤が仕掛けたニトロを探す。モナミは友人だと思っていた権田原大造に命を狙われる。丸男が大造を倒し,大造は学校を去る。モナミと丸男は,安藤が「ニトロ」をビニールハウスに仕掛けたことを見抜き,発見する。モナミは「ニトロ」を落としてしまうが,爆発しない。神田川は実際にニトロを作ったが安藤には渡していなかった。神田川は自分が持っている地球儀を壊そうとする。そうすることで,シンクロし,世界が終わるはずだった。しかし,世界は終わらなかった。シンクロの原因が無くなったからだ。シンクロの原因は,モナミが住む町に太陽系を示す建物があったからだった。しかし,そのうちの一つパチンコ屋の「太陽ホール」が「ホワイトホール」に変わったため,シンクロは起こらなくなった。
スポンサーサイト
Comment
Trackback
Trackback URL
Comment Form
管理者にだけ表示を許可する
カウンター

ブックメーター
やまだんさんの読書メーター
ブクログ
ブログランキング
このサイトの価格

最新の記事
最近のコメント
カテゴリー