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この問題とけますか?

5点。知識を問うようなクイズではなく,思考力を問うパズルを73問集めたパズルの本。ラテラル・シンキングを問う「意表をつく解決法」の問題や,意外性がある「想定外の答え」の問題など,6つのカテゴリに分けてパズルが整理されている。面白い問題もあるが,どこかで聞いたような古典的なパズルも多い。パズルの本をあまり読んだことがない人にはオススメできる。「頭の体操」などのパズルの本が好きな人にとっては,どこかで聞いたことがある問題が多いと思う。集めている問題の選択はよい。コラムや解説がそれほど面白くないのが残念。
〇 感想
 「頭の体操」のようなパズルを集めた本。どこかで聞いたような問題も多くあったが,問題の選択がよく,楽しめた。
 しかし,「4 論理を楽しむ」と「5 パラドックスを見破れ」がやや期待外れだった。
 「想定外の答え」が面白い。こういったパズルは,想定と異なり,意外性がある問題が好み。そういった意外性がある問題も豊富にあった。
 とはいえ,総合評価は★3かな。

〇 メモ
クイズは暗記型,パズルは思考型という捉え方により、思考力を問うパズルを集めた作品
 以下の6つの章に分かれている。
 1 意表をつく解決法
 2 想定外の答え
 3 数の不思議
 4 論理を楽しむ
 5 パラドックスを見破れ
 6 難問に挑戦
1 意表をつく解決法
 いわゆるラテラルシンキング(水平思考)が試される問題が集められている。
 問題は17問ある。一番面白かった問題は以下のとおり
(問題)
 道路交通法改正で,飲酒運転の罰則が強化された。この罰則強化で利益を上げた業界は?
(答)
 ビール業界。ノンアルコールビールの需要が高まったため
2 想定外の答え
 常識とは違う結果が出る問題が集められている。直観,勘違い,錯覚によって引き起こされる間違いを楽しむ問題が集められている。
 問題は18問。この種の問題はとても楽しめた。面白かった問題は以下のとおり
(問題)
 1階から5階まで直通で4秒かかるエレベーターがある。このエレベーターで1階から10階まで昇のに何秒かかる?
(答)
 1階から5階まで4階分。これが4秒なので1階分1秒。1階から10階まで9階分。1階分1秒なので9秒。一見,8秒と思ってしまうのがミソ
(問題)
 行きが時速60キロ。帰りが時速40キロ。行き,帰りの平均は時速何キロ?
(答)
 時速48キロ。一見,距離を120キロとして考える。
 120÷60=2時間
 120÷40=3時間
 240÷5=時速48キロ
 時速50キロだと思うのがミソ
(問題)
 2人子供がいる。一人は女。もう一人が女の可能性は?
(答)
 3分の2。2分の1ではない。男・男,男・女,女・男,女・女のうち,男・男の可能性がない。よって,3分の2になる。
3 数の不思議
 数字が持つ不思議な性質を使った問題が集められている。9問ある。
 一番面白かった問題は以下のとおり
(問題)
 今日の終わりと明日の始まりは同じ時刻か?
(答)
 同じ時刻
4 論理を楽しむ
 直観ではなく論理的なパズルを集めている。全部で15問。じっくり解く問題が多い。この種のパズルはあまり好みではない。
 一番面白かった問題は以下のとおり
(問題)
 Aは重い病にかかりこのままでは死ぬ。薬がある。薬は飲めば助かるか,即死する。飲むべきか?
(答) 
 飲むべき。飲まなければ助かる確率は0パーセント。飲めば助かる確率がある。だから飲むべき。
5 パラドックスを見破れ
 パラドックスの定義は,正しい前提から正しい論理を経て,間違った結論を出すことともいわれる。ここではパラドックスを紹介する形で6問の問題が紹介されている。
 一番面白かった問題は以下のとおり
(問題)
 自然数の個数と偶数の個数は同じか?
(答)
 同じ。無限の世界では有限の世界とは異なる常識がある。
6 難問に挑戦
 解法の決定打がない問題が紹介されている。面白かった問題は以下のとおり
(問題)
 1万人に1人という難病の検査を受け,陽性だと言われた。98パーセントで正しい。ただし,罹患していない人でも1パーセント陽性結果が出る。
 本当に罹患している可能性は?
(答)
 0.97パーセント。非常に低い。
 100×0.98=98
 999900×0.01=9999
 98÷(9999+98)=0.97パーセント
 この病気に掛かる可能性が非常に低いのでこうなる。
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