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特等添乗員αの難事件2

6点。まさにエンターテイメントの教科書と思わせるような安定のデキ。起承転結の起承の部分は,仕事での失敗,壱条との恋・将来に不安を感じるという部分が描かれる。そして転の部分で,事件が起こる。事件を見事な閃き・ラテラル・シンキングで解決し,最後はハッピーエンドという展開。万能鑑定士では少しずつこの様式を崩すような形になっていたが,特等添乗員シリーズはこの様式を徹底している。傑作に出会える可能性は少ないが,ハズレをつかむこともない。今回も閃きで解決するちょっとした知恵や雑学も豊富に紹介されている。安定したデキ
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モナミが世界を終わらせる?

4点。真野萌奈美,通称モナミという女子高生が主人公。細身で華奢だが大飯喰らい。いわゆる「ドジっ娘」であるモナミが地球を救うカギになるという設定のファンタジー要素が強いミステリ。モナミを守るために「山」から降りてきた「忍者」?の丸井丸男など,モナミとモナミの周囲の登場人物はそれなりのキャラクターがそろっている。とはいえ,内容は子供向け要素が強く内容はうすっぺらい。内容が薄いので読みやすく,あとに残るような部分は少ない。通勤電車や寝る前などに,何も考えずにぼーっとよむのに向いている作品だといえる。
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特等添乗員αの難事件1

6点。万能鑑定士Qシリーズのスピンオフ的作品。浅倉絢奈という中卒・ニート・引きこもりの女性が,ひょんなことからエリート官僚,壱条那沖と出会う。そして,壱条那沖の幼い頃の家庭教師で,現在は運転手をしている能登厦人という人物の指導のもと,ラテラル・シンキングに目覚めていく。万能鑑定士Qシリーズの登場人物も登場し,安定した面白さの作品。1作目にして,様式美というかマンネリ感があるが,登場するキャラクターが非常に魅力的であり,テンポよく進むストーリーと相まってなかなかのエンターテイメント作品に仕上がっている。
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蓬莱洞の研究

1点。登場するキャラクターに全く魅力を感じることができなかった。ユーモアというよりドタバタ・ギャグという印象。とはいえ,ドタバタ・ギャグとしても寒い。ミステリとしてのデキもひどい。というかミステリと思えない。3つの中編からなる連作だが,「蓬莱洞の研究」と「大南無阿御堂の研究」は突拍子もない話過ぎる。ミステリとは感じなかった。奇妙な話系ではあるが,面白さを感じない。「黒洞の研究」はクローズド・サークルものという設定だが,ひどいオチ。一番つまらない。バカバカしい話は嫌いではないが,幼稚な話は肌に合わない。
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消えたタンカー

6点。数ある西村京太郎の作品の中で「隠れた名作」として押されている作品。43年前の作品であり,今読むとリアリティは感じられない。犯行の動機,方法など,今読むともはやバカミスだと感じられてしまった。もっとも,バカミスだから面白くないわけではない。前半部分は,今とは少しキャラクターに違いはあるが,十津川警部を中心とした警察と犯人の対決が描かれる。そして,終盤は,それまでの前提を破壊するダイナミックな推理をし,その推理を裏付けるための捜査をする。傑作とまでは言えないが,ダイナミックな展開を楽しめた。
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